約過半数弱がアルツハイマー病ではなく、Late (大脳辺縁系優位型老年期TDP-43脳症)だった? [2019.07.17] 近年、提唱された新しい認知症の概念です。いままでアルツハイマー病と思われていた症例の約1/3がこのLate (大脳辺縁系優位型老年期TDP-43脳症)ではないかと言われています。老年期に発症し症状もアルツハイマー病によく似ていますが、進行はより穏やかです。アルツハイマー病の脳内にたまるアミロイドやタウ蛋白ではなく、TDP-43というたんぱく質がたまるのが特徴です。生前診断が極めて難しく、死後病理解剖にて診断されます。また治療法も確立していません。今後、新たな診断法や治療の開発が必要です。 前の記事へ次の記事へ