院長コラム
認知症編 第1回 認知症は病気なのか、それとも老化なのか
(2026.08.14更新)
患者さんやご家族からよく受ける質問があります。 「認知症は歳のせいでしょうか」というものです。 年齢とともに物忘れが増えることは誰にでもあります。人の名前が出てこない、探し物が増える。こうした変化は老… ▼続きを読む
第10回 おわりに
(2026.08.10更新)
この連載では、死、幸福、老い、がん、認知症、若返り、終末期、孤独、そして時間について考えてきました。 振り返ってみると、どのテーマも別々の話ではなかったように思います。 なぜ人は死ぬのか。 幸せとは何… ▼続きを読む
第9回 人生の速度
(2026.08.10更新)
子どもの頃、一年はとても長く感じられました。 夏休みは永遠に続くように思えましたし、次のお正月までの時間は果てしなく遠く感じたものです。 ところが年齢を重ねるにつれ、一年は驚くほど速く過ぎていきます。… ▼続きを読む
第8回 孤独と静寂のあいだ
(2026.07.29更新)
診察をしていると、不思議に思うことがあります。 一人暮らしでも穏やかに暮らしている方がいる一方で、家族に囲まれていても寂しさを抱えている方がいるのです。 若い頃の私は、一人でいることは孤独なことだと思… ▼続きを読む
第7回 あの人のように
(2026.07.23更新)
診察室で、時折驚かされることがあります。 重い病気を告げられたにもかかわらず、静かに現実を受け入れ、穏やかに日々を過ごしている方がいるのです。 死を前にした人の心の動きについては、キューブラー=ロスの… ▼続きを読む
第6回 時計の針を戻す
(2026.07.06更新)
私が医学生だった頃、若返りは空想の世界の話でした。老化は誰にも止められない。それが常識だったように思います。 しかし今、その常識は少しずつ変わり始めています。 iPS細胞の研究は、その象徴かもしれませ… ▼続きを読む
第5回 忘れる力
(2026.06.29更新)
第5回 忘れる力 診察室で認知症の患者さんとお話ししていると、時々考えさせられることがあります。 先ほど話したことを忘れてしまう。何度も同じ質問を繰り返す。ご家族にとっては心配の種です。しかしご本人は… ▼続きを読む
第4回 生命の影
(2026.06.19更新)
「がんはいつになったら克服できるのでしょうか」 診療をしていると、そんな質問を受けることがあります。 医学は大きく進歩しました。手術、放射線治療、抗がん剤、そして免疫療法。かつて不治の病とされた多くの… ▼続きを読む
第3回 手放した先に
(2026.06.15更新)
診察室で時々、不思議なことがあります。 前回より歩く速度は遅くなり、耳も遠くなり、できることも少しずつ減っている。それなのに私が「お変わりありませんか」と尋ねると、 「先生、おかげさまで元気です」 と… ▼続きを読む
第2回 奪われないもの
(2026.06.09更新)
幸せとは何でしょうか。 幸福についての大規模な研究では、健康、人とのつながり、仕事、生きがい、経済的な安定などが大切だとされています。それは確かにその通りなのでしょう。しかし診療を続けていると、幸せは… ▼続きを読む
