[院長コラム]
認知症の方は感情が豊か?

この図は、健常の方と認知症の方の、“その人らしさ”を模式的に表したものです。“その人らしさ”とは、もともとの性格と得られた知識、感情にて成り立っていると考えられます。しかし認知症の方では、習得した知識は病気のせいで失われていきます。そのため、感情が“その人らしさ”の中で多くを占めるようになります。したがってちょっとした介護者の言葉や行動に過剰に反応し、怒りや不安感が強くなってしまうのです。介護者の方のやさしい言葉が、どんな薬より大切です。

認知症の方が、最後まで人としての尊厳を保ちながら、ご家族と幸せな生活を送るためには、医療、行政・福祉、介護サービス、看護サービスに加え、何よりご家族のご理解、サポートが必要であり、最も大切です。