[院長コラム]
アルツハイマー型認知症の診断基準がかわった?

認知症の診断では、NINCDS/ADRDA研究班やDSM-Ⅳの診断基準が使用されています。NINCDS/ADRDA診断基準は1984年以来、いちども修正されることなく広く用いられてきました。2011年にNIA/AAによる診断基準が発表され、実に27年ぶりの改定となります(図1)。

NINCDS/ADRDA(National Institute of Neurological and Communicative Disorders and Stroke and the Alzheimer’s Disease and Related Disorders Association):国立神経障害・脳卒中研究所(National Institute of Neurological Disorders and Stroke;NINDS)とアルツハイマー病・関連障害協会(Alzheimer‘s Disease and Related Disorders Association;ADRDA)が合同で作成した診断基準

図2:NIA/AAによる診断基準では、まず「仕事や日常生活に支障をきたしている」ことがポイントに挙げられています。よりADL障害にfocusした診断基準になったといえます。 NIA/AA:National Institute for Aging-Alzheimer Association